直接は関わらなくても、
先にいるお客様のことを
考え続ける。

技術本部 デジタル活用革新課
2009年入社

加藤 さん

(工学部 第一類(機械システム工学系) 卒業)

PROFILE

機械操作の指導担当やセールスエンジニアを経験し、現在は製品情報を一元管理するためのシステムを導入するプロジェクトに携わっています。これまで慣習的に行ってきた各部門の業務の困りごとの抽出から始まり、どんな仕事の進め方をしたいのか、どんな情報を管理したいのか、などを整理しながらシステムを構築しています。

Q

学生時代はどのように過ごしていましたか?

「びびり振動」がテーマの研究室で、加工実習や実験を行っていました。ちなみに、その実験機がオークマ製のマシニングセンタでした。また、スキューバダイビングサークルに所属し、普段は瀬戸内海に潜っていたのですが、夏休みは高知や沖縄での合宿があり、遠征費用を稼ぐためにアルバイトも頑張っていました。

Q

あなたが入社した理由、決め手について聞かせてください。

工作機械は構成部品の多くが自社開発のため、ユニット単位ではなく製品全体を見た仕事ができる、という話を聞き、工作機械メーカーに興味を持ちました。オークマの工場見学に参加した際、自分が働いているイメージを持てたことと、町工場を営む父からの「オークマは老舗だし、いい機械を作っている」という助言もあり、入社を決めました。

Q

入社前と入社後に感じたギャップなど意外なところを教えてください。

当初のイメージは、老舗メーカーなので古い慣習が残っているだろうな、気難しい人が多いだろうな、自立できるまで時間がかかるだろうな、というものでした。しかし、思った以上に柔軟な考え方で、先輩から丁寧な指導を受け、社内の展示会で紹介する機械のオペレーターを入社後わずか半年で任せてもらえました。

Q

仕事のやりがいについて教えてください。

以前のようにお客様と接する機会はほぼなく、今は社内の各部門やベンダーとのやりとりが中心です。ただ、社員の仕事の効率や精度が上がり、よりよい工作機械が開発され、それが回り回ってお客様満足につながると思っています。お客様に評価されること、感謝されることが、やはり仕事をする上での最大のやりがいです。

Q

これまでに携わった仕事にまつわる最も印象深いエピソードを教えてください。

セールスエンジニア時代、ある自動車部品工場の生産ライン立ち上げに携わりました。工作機械だけではなく、対象部品の加工精度確保まで含む受注で、とても苦労しました。それでも、社内のたくさんの部門の協力を得てなんとか納入。その部品が搭載された自動車が発売され、街中で走る様子を見かけたときは感動しました。

Q

あなたが働く上でこの点だけは負けない、こだわっているというポイントを教えてください。

工作機械は生産財のため、導入して終わりではありません。機械が稼働し利益を生んで初めて、価値が生まれます。製品情報管理のシステム構築においては、お客様が使う機械の情報まで保持し、次につなげるための仕組みをつくっています。幅広い分野の業務経験を生かし、これからもお客様の役に立ち続けたいと思っています。

Q

あなたが想い描いている将来のキャリア像や、今後仕事で実現させたい夢について教えてください。

直近の目標としては、今のプロジェクトを形にすること。そして、その仕組みを活用し、改めてお客様に近いポジションで仕事がしたいと考えています。仕事と家庭を両立しながら次のキャリアを模索しているところではありますが、後輩たちのロールモデルとなるような実績をつくり、より働きやすい環境も整備していきます。

Q

一日のおおまかなスケジュールについて教えてください。

08:00|出勤・メールチェック
08:15|ラジオ体操・朝礼
09:00|チームミーティング
10:00|資料作成
12:00|昼食
13:00|事務作業
14:00|ベンダーとの打ち合わせ
16:00|資料作成
17:05|退勤

Q

部署や会社の雰囲気について教えてください。

部署によって雰囲気はさまざまだと思いますが、総じて言えるのは、なんだかんだ言いながらも助けてくれる面倒見の良い社員が多い、ということです。特に機械系と電気系の部署が同じ敷地内にあり、対面での相談がしやすいです。「〇〇のことなら△△さんに聞けばいい」と、数珠つなぎでネットワークが構築されています。

Q

オークマで働くにあたって「働きやすい」と感じたことや、その理由について教えてください。

産休・育休を取得し、時短勤務で復帰する女性の技術職社員がここ数年で随分と増えました。女性社員が働きやすい環境は整っていると感じます。また、以前は少し堅苦しいイメージがありましたが、若手社員の活躍と経営陣の意識変化に伴い、機械のデザインにしても、会社の制度にしても、どんどん洗練されていっています。

Q

学生に向けてメッセージをお願いします。

どちらかといえば男性が多い業界ではありますが、オークマでは多くの女性社員がワークライフバランスを保ち、モチベーションを高く持って働いています。視野を広げ、自分のやりたいことが実現できる会社を探してみてください。それと、旅行や趣味などやりたいことは学生のうちに経験しておくことをお勧めします。

オフタイムの過ごし方

子どもが生まれてから、家でもできる趣味を持とうと、オンラインでパン作りを習い始めました。週末になるとパンを焼く生活をしています。また、子どもが電車好きなので、出かけるときは基本電車移動。私まで新幹線や特急列車の名前を覚えてしまいました。いつかクルーズトレインに乗ってみたいと思っています。